平成元年に発足した当財団法人橋本循記念会は、京都府における文化・学術の振興と国際交流の発展に寄与すべく、学術研究助成と奨学金給付の二つを主たる事業として二十余年にわたり継続して行ってきた。

学術研究助成事業は、「蘆北賞」を柱とし、2014年度からは中国伝統文化（文学・言語・思想・歴史・芸術の５分野）に関する研究や資料調査、研究活動に対する助成と、学術書の出版助成事業も行っている。

また京都府内の大学および大学院に在籍する東アジア諸国からの留学生に対する奨学金給付事業も当記念会発足当時から続けている事業であり、これまでに多くの優れた留学生に支援を行ってきた。

学術研究助成と奨学金給付という二つの事業を通して、京都の学問の向上と文化の振興、ひいては東アジア文化の発展に貢献することを願っている。