橋本 循(はしもと じゅん)

橋本 循(はしもと じゅん)

1890年(明治23年)6月 – 1988年(昭和63年)5月27日)、中国文学者。現在の福井県越前市生まれ。雅号・蘆北。京都帝国大学文科大学文学科修了。1928年立命館大学予科教授。1946年同法文学部文学科部長。1949年「漢魏六朝文学思想論」で文学博士(京都大学)。立命館大学文学部長・文学研究科長を数次務める。立命館理事。1959年特別任用教授。1969年名誉教授。

 

略歴

明治23年6月2日
福井県今立郡国高村村国第58号2番地(現在越前市)に生まる
明治41年3月
福井県立武生中学校卒業
大正2年3月
福井県師範学校本科第2部卒業
大正7年7月
京都帝国大学文科大学文学科支那語学支那文学選科修了
大正7年9月
大日本武徳会武道専門学校教授となる(大正5年4月辞任)
大正7年9月
京都帝国大学文科大学副手となる(大正年1月辞任)
大正1年1月
京都府立京都第1中学校講師となる(大正2年3月辞任)
大正2年4月
和歌山高等商業学校講師となる(大正3年3月辞任)
大正2年2月
高等学校高等科漢文教員免許状を受く
大正3年4月
龍谷大学講師となる(大正5年4月辞任)
大正5年6月
叡山学院講師となる(昭和6年4月辞任)
昭和3年4月
立命館大学予科教授兼専門学部文学科講師となる
昭和3年4月
臨済宗大学教授となる(昭和7年5月辞任)
昭和6年4月
立命館大学教授兼専門学校教授となる
昭和6年4月
大谷大学教授嘱託となる(昭和8年2月辞任)
昭和21年6月
立命館大学法文学部文学科部長兼専門学校文学科部長となる
昭和22年7月
財団法人立命館理事となる
昭和23年2月
立命館大学法文学部文学科部長を解き大学文学部長となる。
昭和24年1月
総長兼専門学校長事務取扱となる(同年4月解任)
昭和24年2月
京都大学より文学博士の学位を受く
昭和25年3月
文学部長兼文学科部長解任
昭和25年6月
大学院文学研究科部長となる
昭和25年月
文学部長兼文学科部長となる
昭和25年月
財団法人立命館理事となる
昭和26年3月
専門学校文学科部長兼務解任
昭和26年9月
学校法人立命館理事となる
昭和26年9月
文学部長解任
昭和27年4月
文学部長兼短期大学部文科主任となる
昭和27年4月
京都大学文学部講師となる(昭和28年3月辞任)
昭和27年6月
学校法人立命館理事となる
昭和27年月
文学部長及短期大学部文科主任解任
昭和28年4月
文学部長兼短期大学部文科主任となる
昭和28年4月
学校法人立命館理事となる
昭和29年3月
短期大学部文科主任解任
昭和31年3月
文学部長解任
昭和34年3月
立命館大学教授の職を辞す
昭和34年4月
立命館大学特任教授となる
昭和44年3月
立命館大学特任教授の職を辞す
昭和44年4月
立命館大学名誉教授となる
昭和63年5月27日
自宅に於いて老衰にて逝去
昭和63年9月
福井県鯖江市の証誠寺に葬る

業績目録

 

著 書

中国文学思想論考 昭和23年2月 秋田屋刊
(訳注)楚辞 昭和10年11月 岩波書店刊
詩経国風(世界文学大系7A中国古典詩集1) 昭和36年6月 筑摩書房刊
王漁洋(漢詩大系第23巻) 昭和40年12月 集英社刊
詩経国風(世界古典文学全集第2巻) 昭和44年2月 筑摩書房刊
中国文学思想管見 昭和57年6月 朋友書店刊

 

論 文

帰震川 芸文10-10、11、大正8年10月、11月
方望渓 芸文11-6、8、大正9年6月、8月
王弇州の文章観と其文章 支那学1-5、大正10年1月
桃の伝説について 支那学1-11、大正10年7月
先秦文学に於ける叙景 支那学2-6、7、大正11年2・3月
柳子厚の山水遊記に就いて 支那学3-1、大正11年10月
後漢中葉後の世相の1面に就いて 高瀬博士還暦記念支那学論叢、昭和3年12月
漢魏の際に於ける時代思想 支那学5-1、昭和4年3月
詩の比興に就いて 支那学5-2、昭和4年6月
柳宗元伝記 立命館学叢1-6・7、昭和5年2月、3月
支那文学と隠遁思想 立命館学叢2-5、昭和6年1月
支那文学と頽廃思想 立命館学叢3-7、昭和7年3月
詩仙李白を論ず 叡山学報7、昭和8年11月
支那文学と山水思想 立命館文学1-3、5、7、12、昭和9年3、5、7、12月
屈原と柳子厚 立命館35周年記念論文集「文学篇」、昭和10年11月
王維の山水詩と仏教に就て 支那仏教史学4-4、昭和16年1月
王維の生涯の一面 立命館大学法文学部文学科創設記念論文集、昭和16年6月
李長吉を論ず 支那学 小島・本田二博士還暦記念号、昭和17年4月
王維の文学思想 立命館大学論叢第8輯(国語漢文篇第2号)、昭和17年7月
楚辞概説 立命館大学論叢第15輯(国語漢文篇第4号)、昭和18年8月
王維 中華六十名家言行録(青木正児博士還暦記念)、昭和23年2月
老子の人生哲学 立命館文学66、昭和23年9月
陶淵明の守拙について 立命館文学81、88、昭和27年2、9月
文と道 立命館文学100、昭和28年9月
王維の話 懐徳27、昭和31年10月
隠逸思想の流変について 立命館大学文学部創設三十周年記念論集(立命館文学第150・151号)、昭和32年12月
揚州に於ける王漁洋 立命館文学245(故青木正児博士追悼号)、昭和40年11月

 

その他

噫岳陽翁 立命館文学1-2、昭和9年2月
弔辞 立命館文学1-2、昭和9年2月
噫、岡田希雄君を憶ふ 立命館大学論叢第12輯(国語漢文篇第3号)、昭和18年5月
立命館文学創刊十五周年にあたりて 立命館文学70・71・72、昭和24年10月
学問といふこと 説林2-1、昭和25年1月
東洋文化への反省 説林3-2、昭和26年2月
元政上人と竹 洛味第53集、昭和31年3月
哭小泉博士 立命館文学140、昭和32年1月
青木迷陽博士を憶う 立命館文学245(故青木正児博士追悼号)、昭和40年11月

PAGETOP
Copyright © 橋本循記念会 All Rights Reserved.

PAGE TOP